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こちらのエントリを読んだ。
ギャンブル依存症と、リスクの取り方の関係的な内容。とりあえず自分の思考をメモ。
- 状況に応じてリスクを取る・取らないは、健常者でも依存症者でも変わらない
- 平常時、リスクの低い方法と、高リスク高リターンの方法、どちらでも勝てる際の判断で
- 健常者 -> 低リスクで、コツコツ
- 依存症 -> 高リスクで、サクッと終わらせる or 何度かの失敗後の一発で勝つことに快感
については、例えばサッカーで、同点、勝っている状態、負けている状態での、前半、後半 で守備の枚数を減らして攻撃枚数を増やす的なやつ。人間の持つ特性、感覚で、多分だけど大外しはない。
はおそらく「早く楽になりたい」という自堕落的な特性、「開放される瞬間のドーパミン」、「大きく勝てる、勝ちたい」 といった感じで、そういうところに快感を感じているのかも。
大半の努力は、おそらくコツコツが王道。いきなり難しいことは理解できないし、 それが出来るのは「天才」なので、努力不要な人になる。
コツコツを続けてきた人には、時間をしっかりかけ、 積み重ねで「再現性」を確立させることに快感を得るのだろう。
その再現性だが、
- 可視化できる、自明なもの
- ふと気づくような、偶発的なもの
に分かれていそう。
前者はテストの点数とか、成績表。競技プログラミングで言えば、AtCoder の色とか、コンテストで獲得できる点数とか。 将棋だと、「有段者」とか「大会優勝」とか。
後者は「俺、いつの間にこんなに出来るようになったんだろう?」と気づくやつ。 競技プログラミングだと、分割統治、典型的なアルゴリズムの理解と適用、STLを使いこなせていることなど。 将棋で言えば「7手詰めハンドブックが楽に解けるようになった」とか 「勉強や感想戦で序盤ばっかし気にしていたけど、どれも一局の考え→ 中、終盤にフォーカスするようになった」とか。
んで、前者を「結果」、後者を「実力」と考えると、「再現性」という意味では
「実力があり、結果が出せる」という方向になる。
積み重ねの経験が少ない、あるいは積み重ねに気づいていない状況が続くと、早く楽になりたいので、 勝負であったり、大きく進歩、逆転できそうなところを見出すのだと思う。 実力不足を「運」でカバーするのだ。
ちなみに実力は完全に満たされることは無いので、 どうしても「運」というものに身を任すのも、一つの手段だとは考える。
とはいえ、納得のいく「妥協」「ゴール」を設定するのが大事だとも考える。
(「運」の頻度や、それからなる「リターン」をハックすることで、 自然と向かうことになる=依存しやすい環境が作れるのかも。
これやれば「コスパが良い!」を見つけたり)
また、考えてみると、環境等からなるストレスは、判断軸、大局観に影響するのだと思う。 環境に恵まれていない状況を、「苦しい」と感じ、 王道は「根本を見直すこと」でも、博打に走ったりと。
この「根本を見直す」も物凄く時間やコストがかかるように見えるし。 なので「問題を小さくする」みたいなハックであったり、 そもそも「プロブレムではなく、イシューを考える」といった方向転換的なハックが大事かもしれない。
んで、勉強、努力の習慣化についてだが、
- 書籍を開く
- 勉強する
- 覚えたことを問題に適用してみる
は何となくやりがちで、良く採用しているパターンだけど、多分挫折が多そうな方法だと思える。 というのも「3. 覚えたことを問題に適用してみる」で、上手く適用できる問題が探せないと 身につけるまえに忘却してしまったり、「やっぱ約立たない」みたいに興味が失せたりしそうなので。
勉強だが、詰将棋の場合、自分は普段
- 7手詰めハンドブックは
- 余裕持って解ける
- ただし疲れはする
- 着手すると、100問とかは全然解く
- 11、13、15手詰め本は
- 1周していない
- 1問解くだけでもヘトヘト
- そもそも解けずにあきらめることもある
といった感じ。これを応用すると、
- 簡単な問題、解ける問題でウォーミングアップ
- ギリ解けそうな、問題
の順でやると良さそう。特に後者は更に
- ギリ解けそうな、問題を選択
- 解説から解法の方向性を先に読む
- 書籍でそこを検索
ただし後者を取り組んでいる時は、テンポ良くなさそうだし、つらそう。 「疲れる〜休憩〜離れる」のパターンで結局やらないパターンは良くありがち。
この辺は「勉強に慣れる」ことが究極の解決策だとは思うが、 「理解モード」から「探索モード」の思考に切り替えるなどで、気分転換する みたいな、勉強の中でできると良さそう。
さらに逆転要素があれば良い (ランダムで今日の勉強を強制的に「終えて」、代わりに娯楽をするとか) のかも。